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Skarocksteady Soundsystem

音楽と写真と暮らす毎日

秋のはじまり 

image_20130918203516917.jpg札幌の秋の空

image_20130924215603143.jpg苫前の夕暮れ

藪も踏み倒しやすくなる季節です
毎日忙しく働いていますが
休みもどこかへ出かけています。
ブログもほぼ2ヶ月遅れで書いています。

シャイな方は拍手だけでもしてやってください笑


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Mind Blowing Decisions/Heatwave 


Mind Blowing Decisions/Heatwave
UK/Funk-Disco(1977)
一つ間違えば危ない所ではあるが
この曲一本釣りしてるマニアは多い
サンプリング多数である
しかも12インチmix
12インチを血眼になって探している
レコードコレクターがいるわけだ
極上のsweetでエロい。

北炭幌内変電所 

北炭幌内炭鉱(1879~1989)
日本の近代炭鉱の先駆け的存在。明治期の近代化から太平洋戦争後の復興期まで、縁の下で日本を支えた歴史的に重要な炭鉱の一つである。
独立系の炭鉱会社も数社が開発を手がけたが、開発の主力を担ったのは北海道最大の炭鉱会社、北炭。北炭の本鉱の立坑は、延長1,000mを越える日本最大規模となった。最終的に北炭の生産量は、100万トンを越えている。
(wikiより抜粋)
002.jpg
清水沢火力発電所から送られてきた電気を変電する施設
大正に建てられたとされているがなかなかの現存ぶりです。
そもそも白黒写真ですが
煉瓦づくりがおりなす色のコントラストの素敵さは行ってみないと伝わらない。
夏の緑と煉瓦→素敵過ぎて死亡である。


001_20130922214937d9d.jpgこの日は単身乗り込みましたが三笠鉄道村を過ぎて山の入り口へ入ったとたん
この張り紙。生々しいではないか。
すっかり縮み上がったが若干の興奮を覚えたのも事実。
すんごい大音量の蝉の鳴き声と熱追尾型ミサイルのように瞬時に車にアタックをしかけてくるアブ。
望むところである。


003.jpg
煉瓦と白い柱と廃色のコンクリート。
ああ来てよかった。

005.jpg
横には階段がついているが木と針金で登れないようにしてる。
こんなのは訳ないがやめておく。
窓から中を見るとアートプロジェクトの作品がそのままに置いてある。

004.jpg
大量の碍子。
前述した清水沢火力発電所にも山積みになっていた。
残す上で一番初めに朽ち果てるパーツなのだろうか。
積み上げられた碍子に僕は地下鉄南北線を感じる。なぜだろうか

006.jpg
変電施設
鉄の骨組みに緑が絡まる。これは素敵です
四季それぞれの顔を見せてくれるだろう。
白黒ですが夏なんです。
夏っていいな





幌内神社
幌内炭山の鎮守の山神として建立 
007.jpg
横の道には幌内神社への参道が
なんか幻想的な参道 という印象。

008.jpg
上ったところ。
本殿は倒壊しています。狛犬は明後日の方向を見ています
ここは木々が多く隙間から漏れるほどよい陽光が気持ちよいです

009.jpg
雪が多い北海道。やがては
こんな感じになってしまいます。


20130926133913be5.jpg
幌内神社から見た変電所
こういう場所をこじつけて心霊スポットにするやつが許せない。
幌内炭鉱景観公園はまだ先に続きますが今日はここら辺で引き上げることにします


再訪を心に決めて。

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深川温泉観光ホテル 

20130926175943cd4.jpg
深川温泉観光ホテル(1964年創業~1998年11月廃業)
地下1階地上4階建てのホテルで 客室67部屋250人収容できる
「資金繰りをしにいく」と
言い残して出かけたまま連絡がなく社長は失踪。
ホテルは閉鎖され、再開のめどは立っていない。(北海道新聞より)


201309261753048f5.jpg
ホテル入口

ここは相棒がTurtleneck時代から話題にしてきた物件だが未だ入ってはいない。
全景写真の奥部分はネオンが灯っていてわかるとおりゲームセンターに一部転用されている。
数年前も今回訪れた際もいかついヤン車が停まっているのは変わらずだ。
いろんな意味での若者たちが集う場所になっているのだろう

201309261753380f6.jpg
これね。
BOWLと書かれているがボーリングはできるのだろうか
ちなみに写真撮っている間は非常に目立つ。
潜入して怒られている人多数というのもうなずける物件だ


2013092617531184c.jpg
建物名でググると当時の絵葉書をアップしているサイトが見れるが
それと照らし合わせてみるとここは素敵な池だったはず
見てのとおり 一部の人間にとってはまだ素敵なようだ
自然が建物を飲み込み始めている


20130926175315665.jpg
廃を訪ねる上で
ドラム缶
防火水そう
裸電球

どこの場所でも
見つけたら撮ってきている



201309261753163e4.jpg
日本観光旅館連盟
さみしすぎるぞ。
ちなみにこの右側の採光ガラス 好きです
古い建物によく使われているタイプ




201309261753148a0.jpg
国道12号線を走っているとこれが目印になる。
前述したとおりネオンが一部灯っているが
建物の他の部分は明らかに尋常じゃない
雰囲気が出ている。
12号線のこの地帯は結構スピードでていますが
窓から見るこの異様な光景に

あ、ちょっとストップ!

って言った人間は僕だけじゃないはず


カーブ沿いに急にヌッと現れる。

異様な空気。

薄暮に漂う不穏な香り。



心のどこかで今でも
230号線にかつて佇んでいた
マザー牧場ホテルを
探しているのかもしれない






旭山動物園 

20130926185003518.jpg
旭山の立坑ことキリン
いつも産業遺産ばかり撮っているわけではない


20130926184637a02.jpg

鋭い目つきだ 写真を撮るのに大切なのは一瞬を逃さないことだ
下手な鉄砲も数うちゃ当たるって事(笑)



20130926184638c90.jpg
シカでした
水曜どうでしょう調に言ってみた所でどうにもならん
炭鉱を訪れる方には絶対縁があるはずだ
夕張の町で食害を防いだ事アリ

20130926184639b79.jpg
いつも大量の視線にさらされて生きている。
心中お察しします


20130926184643b4a.jpg
後ろの子ペンギンのかわいいこと。
大人の真似しているよ

そんなわけで終了
次の記事は平気でダークだったりする(笑)

北炭幾春別炭鉱 錦 

IMG_1309.jpg
幾春別炭鉱(1885年開坑~1957年廃坑)
開坑当時は幾春別川右岸に直立する炭層に坑口を設け採炭していたが坑道も深部になり
その集約・効率化を図るため立坑が掘削された。
錦立坑は1919年に立てられ櫓高10m深さ195m コンクリート円形で作られた
現存する立坑では北海道最古になります(案内版より)


IMG_1308.jpg
錦立坑櫓前景
左上部に北炭の社章が残っているが写真のコントラスト高いためつぶれています(笑)

IMG_1311.jpg
櫓に連結する建物内部から。
シルエットでみるそれはとても美しい。

IMG_1313.jpg
内部は廃色に
こころ踊る 数年前訪問したときは鹿の糞だらけでした。
いまは後述する事情によりきれいになっています。
櫓を結んだ機械があったと思われる箇所には1メートル弱の溝がありますが
今は柵が設けられていて安全です。



IMG_1312.jpg
横にある施設。
煉瓦つくりとなっており
ここも以前に来たときは藪に半分埋もれかかっていたと記憶します
中はやはり鹿の糞が山盛りになっていました

IMG_1314.jpg
数年前訪問時は
錦立坑跡と書いた木の看板があって
その看板が示している先は藪で踏み分け路がわずかについており
ぬかるんだ坂を上ってたどり着きましたが
現在は階段もできており地面には一面の赤い砂が
敷き詰められており景観は良いです。

あれ?3ヶ月前には無かった階段できてる。
階段を上ると自分と同じくらいの(30歳代中頃くらいか)兄さんが夢中で写真を撮っています
すると近づいてきて
「こんにちは市職員の者ですが」と
賛否両論あったらしいですがここを色んな人に見てもらいたくて整備したということです。




確かに古い建物の中に真新しい柵が張り巡らされている



というのは興ざめな部分もありますが
やがて自然に倒壊していくといった点
危険箇所に無理して入って怪我をしてそこが厳重になってしまう
もしくは取り壊されてしまう
といった点からもこれはこれで間違いじゃないのかもしれません。
今の時代 責任の所在やらがうるさく叩かれるつまらない時代ですから。

数分談笑した後
「写真撮って若い人にも広めてくださいねっ」て言われて
アップするのに数ヶ月かかりました(笑)



そして数ヵ月後坑口を見に訪問
IMG_1550.jpg
錦坑口はこの立坑入り口の斜め向かいに散策路沿いにあります
ここは特に整備されてません
ぬかるんだ急斜面を2段階降りると硫黄臭とともに出現します
けっこう滑りますが一段階目まではヒールの女性でも降りれました
その先を降りるまでは無理らしいです(笑)

IMG_1551.jpg
やはりレンガ造りの為かしっかり残っています。
扁額もきれいに残っています
コンクリートで密閉されてますが坑口よりのびる
溝からはすごい勢いで冷泉が流れています。

廃坑口 煉瓦 青い水 緑
過去のものが自然に飲まれていく
そんな光景を見れるのは
今の時代を生きている特権だ。

9月までの総括 

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羽幌本坑坑口にて 坑口指差確認
地元民に銃声で威嚇される

2012/11/15 美唄バイオセンター 沼東小学校 
2013/04/17 恵山モンテローザ
2013/07/16 羽幌炭鉱 築別炭鉱 太陽小学校
2013/07/xx 浦幌 尺別炭鉱
image_20130923215841247.jpg
川を渡渉 上羽幌の山奥にて既に水没済
ホイッスルで鳥の鳴声の技を習得
尺別では素敵な一日を過ごす このあと「不穏」が流行語に
 

2013/08/03 ルベシップ林道~三弦橋 石炭歴史村 大夕張
2013/08/06 幌内炭鉱
2013/08/07 幌内炭鉱景観公園 奔別立抗 幾春別錦立抗

image_20130923220825866.jpg
真谷地炭鉱にて謎の坑口発見 炭塊を盗掘
戦慄の坑口群発見できず

2013/08/21 万字炭鉱 南大夕張 大夕張ダム管理所 赤平立抗 赤間ズリ山 上砂川
2013/08/23 神居古潭 旭山動物園 深川温泉観光ホテル 悲別駅 上砂川
2013/08/28 上砂川立抗JAMIC かみすながわ炭鉱館 悲別ロマン座 歌志内 我路 美唄炭鉱
2013/09/04 夕張滝の上発電所 楓発電所 真谷地炭鉱 北炭新炭鉱 清陵町 清水沢ダム 清湖町 夕張自動車学校

image_201309232208251d0.jpg
清湖町にて猫と対峙 
すっかり猫たちの人気者に
夕暮れ夕張自動車学校にてトレーニング開始
レースイ登山道にて確信犯的にゲレンデを横断

2013/09/05 有珠山西口火口遺構散策路 洞爺湖
2013/09/13 栗山炭鉱 夕張 清水沢火力発電所 清水沢ダム 清湖町 マウントレースイ
2013/09/17 幾春別錦坑口 美瑛町青の池 
2013/09/21 羽幌本抗 築別炭鉱 上羽幌抗
 
image_20130923215839c43.jpg
築別にて 激藪漕ぎの末 坑口浴場発見
嬉しかった
チャンコアタックむなしく
数カ所刺される


minolta α7000 
minolta SRT-SUPER
Film ILFORD3200 BLACK&WHITE
iphone Camera
whistle
montbell bell

skarocksteady
with
killdozer
shopan



      

大夕張ダム 

大夕張ダム大夕張ダム(1962年竣工)
1991年(平成3年)から建設省(現在の国土交通省)によって多目的ダムである夕張シューパロダムの建設が進められており2013年(平成25年)に完成すると完全に水没して姿を消す。ダムによって出現した人造湖はシューパロ湖と呼ばれる。
ダム右岸部のシューパロ湖上には三弦橋(さんげんきょう)と呼ばれる鉄橋が架橋されている。この橋はかつて旧・下夕張森林鉄道線夕張岳線森林鉄道の鉄道橋として使用されており、現在は使用されていない。
「夕張川治水の安定化」・「夕張市再生の切り札」としての賛成意見と、「不要な公共事業で税金の無駄遣い」・「自然破壊」としての否定意見が入り混じりながらも夕張シューパロダムは2014年の完成に向けて、建設が進められている。(wikiより抜粋)



かつての名所も閉ざされた。
大夕張ダム管理事務所から望む三弦橋
水面に映る三弦が美しかった
先日ルベシップ林道からのアプローチで三弦橋を見る記事を書いたけど
今度はこっちのルートが幻となってしまう可能性を含んでいる

大夕張ダム 001
旧452号線。大量の水が上より溢れ出している



国道452号線からこの場所に辿り着いていたが一連のダム建設により
国道が付け替えられており
新道は旧道より上を辿るルートとなっております
8月いっぱいは新道より旧道に降りれます


大夕張ダム2
管理事務所入口
タイルが良いです。ところでこのマット最近見かけない気がします。
タワシ的な風合いのもの。効率よく泥を落とせます。


大夕張ダム 002
長年の雨や汚れによってコンクリートもキています。
ここが何の建物か示す表札も役目を終えようとしています。
大夕張 という言葉に何らかの感情を抱く人間が沢山います。


大夕張ダム 003
旧452号線にあるシューパロトンネル。
もうここも通れなくなっているが暗闇の奥から工事関係者の声が響いていました。
弧の丁度一番上の箇所から長い蜘蛛の糸がたれていました。


大夕張ダム 004
防護壁も同様にコンクリートが素敵な色になっています。
札夕線からの入口に円形の防護壁がありましたが
夜中に見るそれをホラーメロンと呼んでいました



大夕張ダム 005
トンネルをでた脇にあるこの遺物。
初めてここに来た時から気になっていましたが
もう最後なので柵を乗り越えて入ってみました。
来れなくなるならもちろんくぐっておきます。

この日は8月27日。さすがに沢山の人が別れを惜しむために
来ていました。
いつだったか夜に来て写真を撮っているときに
宿直のおじいさんが出てきてくれて話した思い出があります。

数え切れないくらい訪れました
早朝や夜中にも
色々な人と

そんな自分にとって大事な場所がまたひとつ消えていきます

夏の日の尺別 

尺別 002
ある夏の日の尺別


前日の仕事を終え家に着いたのが0時
だいたい寝たのが1時過ぎ
そして朝の8時前には帯広入りしていた。

いつもこんな感じで。
羽幌炭鉱の興奮冷めやらないまま
前日に浦幌行きが決定しました。
あまり下調べしないで行く楽しみもあるが
この日は違っていた・・・。



札幌から十勝 十勝から浦幌へ
この日は浦幌炭鉱を訪れて札幌に戻るつもりだ
なんてことない道道で農村地帯をすり抜け
道道500号線へ
炭山 と書かれた看板で期待が高まる。
常室からあとは1直線。


その入り口で僕らを待っていたのは無情にも
通行止めのゲートである。理由は法面崩壊の為。
数ヶ月前に希望は絶たれた。
前日までの激務で疲れ果てていたが
ゲートからは歩くことにした。











・・・気味が悪いのである。
天気は曇り。だが暑い。いやな暑さだ。
もちろん誰も歩いてやいないしひどく静かだ
大量の虫がたかってくる。
数ヶ月しか放置されていないが
すでに大木が道路の真ん中に倒れている。
大木からは見たこともない大きいキノコが生えている。
三脚で押してみたらべシャっと水とともに弾けた。
右側の森からは今にも獣が走ってきそうだ。
左側の法面からは何かが転げ落ちた跡が。
気味が悪い森だ。
どうやら悪いセッティングに入ってしまったようである。
判断も早く勇退した
その時前方から車が。どうやってこの道に入ってきた?
迷彩服を着たサングラスの男は一瞥もせずに
僕らが来たほうへ去っていった。
足早にゲートへ戻ったが迷彩の男はどこかへ消えていた。
林道の抜け道があるのだろう。


尺別 001ある日の尺別生活館



時間は昼頃
どうしようもないので尺別へ行くことにした。
明日は仕事である。
時間の制限もあるのに
知らない土地でさらに遠くへ行くのはあまり気が進まないが・・・。
どこへ行っても圏外なので迷いながらなんとか
尺別原野東基線へ
相変わらず曇り。湿度高 そして暑い。
道の先には工事をしていた
交通整理の男に道を尋ねる
その男は冷たかった。怪訝そうにしている。



尺別 005生活館内部の黒板 女の子が手をつないでいる光景はもうこの地では見られない。
時が経ち荒れ果てているこの建物の中で
これほどまでにこみ上げてくる絵があるだろうか




尺別 006尺別給油所


給油所の前の草原に車を止めた瞬間
大量のアブが車めがけて襲い掛かってくる。
夏満喫。
しかしやはり気味が悪い。
あとで調べたらここら辺一帯は非常にヒグマ目撃が多い。
そんな感じの場所だ
1時間くらい滞在したが誰も通っていない。


尺別 004旭町購買の貯蔵庫らしい

尺別 003


もうだめだ帰ろう。
どこまで行っても鉛色の空に追われている。

国道38号線まで降り圏内へ
国道沿いにライダーハウスがあったので寄ってみる
敷地内に車をいれた途端すだれ越しに数人こっちを見ている。
少なくとも好意的には感じられない。
あくまでも排他的だ。
ボロボロの自販機から飲料を買い
逃げるようにして38号線へ

道端には装甲した右翼団体のバスが2台
物々しいスローガンの看板
屈折した愛国心を持つ保守派が幅を利かしている
写真に収めたかったが2度目通った時忽然と姿を消していた

漠然とした不安感のまま国道38号線を走らせていると
対向車線から覆面パトカーが前の車をパッシングしながら
すごいスピードで去っていった。
「あの車速度超過で捕まりましたね」



さらに走っていると突然
アーアーアーとけたたましい音でサイレンが。
びっくりした。見ると
道路の上のほうでは赤色灯が回っている。
速度警告システムだ


なんだここは・・・。


僕らは何かに追い立てられるようにして
逃げるようにしてこの地を後にした。

夜中に家に帰ってきたが
悪い夢でも見てたかのような
変な一日だった。
しかし
それは夢なんかじゃなく
カメラにはちゃんと数枚の写真が残っていた。


尺別
ある日の尺別給油所

天気 曇り

湿度 高い 

湿っている


そして暑い・・・。
 









清湖町 

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ある日の清湖町
土砂降り
誰もいない
image_20130912151500d4c.jpg

メインストリートには3軒くらい家があるが
一見して誰もすんでいないとわかる。
ダムの畔の
家には人が住んで居そうだったが
多分その家が最後の住民だろう
メインストリートのその奥は
すでに植物によって道が終わりを迎えている









image_201309121515138b4.jpg

写真家もいなくなった






image_20130912172219e78.jpg
ステレオが置き去りにされている
かつてギャラリーとして使用されていたのだろうか
梁山泊とか木造とか
各家には名前がつけられている










image_20130912151512328.jpg





おや
軒下に雨宿りをする猫がいます。






image_2013091215144493d.jpg

どうやら猫が住みついているみたい
家の扉は猫用にガラスが一枚外されて
何匹も猫が出入りしています
ダムを通ってこないとこの町にはこれない
わざわざ誰かきて餌をあげているようだ
image_20130912172220d94.jpg
この家の道路向かいの家に
おばあちゃんが数年前までいたらしいが
いまは更地となっている
もちろんおばあちゃんもいない。





しかし凄い雨だ…。










清湖町
2013年8月現在
住民5人




神居古潭 

400.jpg

1898年(明治31年)、石狩川の北岸に沿って函館本線が開通し、1901年(明治34年)に神居古潭駅(当初は簡易停車場)が設置されたのに伴い、対岸の集落との間に当所初めての橋となる「巻橋」が架けられた。現在は1938年(昭和13年)に建造された神居大橋が川の両岸を結んでいる。
1969年(昭和44年)、函館本線の線形改良によって神居古潭駅が廃止された。現在は旧線跡がサイクリングロードとなり、駅舎も復元されて休憩所として利用されている。旧駅舎は旭川市指定の有形文化財(建造物)でもある。
1932年(昭和7年)11月4日 - 当駅付近で岩盤が崩落、走行中の蒸気機関車がこれに衝突し、石狩川に転落した。機関士ら2名が殉職する惨事となった(wikiより抜粋)



395.jpg
何年も前ネオパン1600でこの橋を真夜中に撮影した。
その時のスタイルを今でも守っている 

393.jpg本日は2人だから大丈夫。
木に彫ってある子供のシルエットが何故かホラー

397.jpg
この川相当深いらしい。上記の岩盤崩落事故で川底に沈んでしまった列車が引き上げられずにまだ川底にある
なんて話もあるけど そんなわけない



404.jpgここが当時駅だったなんて信じられないが、ホームが保存されている。
本線はサイクリングロードとして保存 美唄炭鉱鉄道もそうだね
ちなみにこの敷地内にあるトイレも古い建物らしく改修され保存されている。
トイレの窓の鍵が昔懐かしいネジ式だったのだが写真撮るの忘れた

407.jpg
錆びながらもしっかり残っている。
何でも壊してしまうどこかの市とは大きな違いなのだ

Cool Notes/My Tune 

images_20130907014118c7b.jpg


Cool notes/My tune
Reggae/Loversrock
UK/1978

今年最大の掘り出し物はこれになるかも
とろけすぎて死亡
わたくし生まれた年である

ルベシップ林道~三弦橋 

ルベシップ林道三弦橋カラー 008
三弦橋(第一号橋梁)1958-1963

三弦トラス(Triangular truss、Three chord truss)と呼ばれる。
同形式としては国内唯一の、世界的にも稀有な鉄道橋である。
この特徴的な構造と鋼重450t、長さ381.80m(最大支間77m、7連)という、長大さは全国の森林鉄道でも他に例がない。
現在、大夕張ダムの下流に建設中の夕張シューパロダムが完成すると水没する運命にある。
wikiより抜粋

昔から大夕張ダム管理事務所からの三弦橋が好きだった。
ここ最近またその想いが再燃してネットで調べていた所違う場所からも眺めれるという
情報を入手した。

「じゃあ行ってみましょう。」

仕事そっちのけで調べてもらい
そのポイントまでのルートは
ルベシップ林道→道道136号線とある。
そしてその数日後には2人はこの場所に立っていた。
ルベシップ林道三弦橋カラー 001
ルベシップ林道三弦橋カラー 002
ゲートにはディンプルの鍵で開ける南京錠だ。
許可を申請して入林しました。
夏ということもあってすでに虻や蜂がアタックしてくる


ルベシップ林道三弦橋カラー 013
これだ。
非常に素敵な森で気持ちも高ぶってくる。
木々の間から柔らかな太陽光が心地よい。蝶がたくさん飛んでいた
幅員は狭くハンドル操作を誤ったら大変な事にでもなりそうだが
林道初心者の我々にも走りやすい道であったと思う。

ルベシップ林道三弦橋カラー 011
アゲハチョウ
かなりスローな動きでで水溜りに集まっていた
この色の種類は子供の時以来に見る。

ルベシップ林道三弦橋カラー 004
途中にあった人工物。
施工年が書いてあったのかどうかは覚えていない。
森の中に昔の人工物。良い

ルベシップ林道三弦橋カラー 010
さらに進むと貧弱な人道橋がなんとか残っている。
右から三本目の橋脚曲がっている。
多分いつか崩れてしまうだろう
木の脇から何とか撮影
道はいつしか
道道136号に分岐し工事現場が現れました。
丸太を過積載じゃないかってぐらい積んだトラックや
ものすごい遅さの重機などが仕事をしています。
すれ違えやしないので後退して退避所でやりすごしたり
ここら辺から非常に走りづらくなっています。
ほとんど一般の車なんか通らないので(実際一般車には会っていない)
工事現場に迷い込んだ車
みたいで非常に居心地が悪いです。
ルベシップ林道三弦橋カラー 006
渇水したシューパロ湖
何かの遺構がある。あそこまで行ってみたい。
1962年に水没したのだろうか

そしてついにシューパロダム建設現場につきました。
ルベシップ林道三弦橋カラー 005
なんというか非常に居心地が悪い笑
試験注水も間近に控え急ピッチで工事が進められている印象。
シューパロダム管理棟はこの少し行った高台に設置してあります
ここからの展望を楽しむ人の為のちょっとした展望スペースと説明板も出来上がっています。


ルベシップ林道三弦橋カラー 009
管理棟脇の小道を下るとある隧道
この隧道をぬけると三弦橋を正面で見れる素敵過ぎるポイントに行けるのですが
僕たちは遅すぎました。
コンクリートで閉塞されて永遠に見れなくなってしまっています。

ルベシップ林道三弦橋カラー 007
ついた。
いままでに見たことのない渇水ぶりである
そしてこんな色は見たことが無い。
水は薄緑色で錆の色に合うなって思った。
大夕張管理事務所から見る三弦橋とはまた違った美しさがある。






シューパロダム完成で
三弦橋はダムに沈んでしまう。
その時を
指をくわえて待っているなら
間に合う内に三弦橋に行く道を選んだ。



知っているだけでも
いろんなものがやがて朽ちたり壊されていく




時間は無いなって思った。

太陽小学校 

羽幌 002
太陽小学校
昭和46年に閉校
昭和54年羽幌緑の村として転用されたが建物の老朽化にともない平成12年に完全閉鎖
それは強烈なインパクトでたっていた。
image_20130829210358cf9.jpg
円形の体育館は誰もが目を奪われるだろう
天井の鉄筋が素敵でした。

羽幌 001
羆と海豹の剥製
よくできていた。所々虫に食われていた

校舎の回廊には骨となった小動物の死骸が横たわっている
これにもまだ虫がたかっている。

ある箇所では強烈な獣臭をぼくは感じてしまった。
床は抜け落ち、天井は落ち荒廃の進む小学校ではあるが

1部屋だけ厳重にバリケードが施された部屋がある。
そこには閉鎖されて以来進入したものはいないだろう
バリケードの隙間からのぞいてみるとどうやらリネン室のようだ。
ボロボロの建物の奥まった場所にあるバリケードの隙間から
見えたベッドと真新しい布団に
強い違和感を覚えた。
建物の形状からその部屋の奥にはまだ部屋がありそうだったが
管理者がそこまでして守りたかった物はなんだったのだろう?
放火を恐れてか?




やがて
薄暮の時間をむかえ
動物たちが活動を始めるころ


築別本流と木の看板に書かれた
林道に僕らは迷い込んだ


誰も来ることが無いその廃道には鹿がいた
かつての動物たちの住処にヒトが道を作り
そして不要となって捨てた道にまた動物が戻ってくる
そんな道に僕らは迷い込んで
鹿はずっと僕らを見つめて
いつまでも
どけてくれることは無かった。

築別炭住 初夏 

羽幌 014
築別方面に向かうと炭住が数棟聳え立っていた。
例によってうっそうと茂る藪。
月寒あたりの市営住宅を思わせる見た目だ。この太陽光線からもわかるとおり
時期によっては清清しささえ感じてしまう。



羽幌 013
山奥にゴーストタウン化しています。
どの棟からはわからなかったけど、バタンバタンと朽ちた建材が風で音をたてていました。
センターに階段があり左・右と交互に各戸の扉がある典型的な団地タイプ。
今でも市営住宅や古い団地などにも見られる様式
表札入れは全戸共通のタイプで手書きの紙をスライドさせて入れる。
そのプラスチック部分が黄ばんでいる
雨の日などは階段のむき出しのコンクリートがぬれて色づき独特の臭いを放つ。
すべて鉄でできた扉は必要以上にキーツガンガンと音を立てて開閉した。
足に振動が伝わる階段を少年が駆け上がっていく。
ほうきでコンクリの砂埃をはくおばさん。
そんな少年時代の記憶がどこかにある。


羽幌 015
ある部屋には酒瓶が。
アサヒ青ラベル。今では全く見ない昔のラベルだ
ワンカップ大関は写真で見る限り数十年はラベルの変更はしていないようだ。
ベランダのちょっとしたスペースにあるこの納戸には酒瓶が
倒れて割れたり大きな音がたたないようにカーペットみたいなものがひいてある。
大きい石がある。漬物でもつけていたのだろうか

羽幌 016
BROTHER製ミシン。鉄の踏板の鋳型に職人を感じる。
手稲東小学校にあった脱穀機をなぜか思い出した。



羽幌 017
意図的なのかどうなのかわからないが当時を思わせる新聞が。

コルゲン点鼻薬
かぜひき 鼻炎など どんな鼻づまりも
すぐスーッととおります

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うん
趣向でどうしてもトロフィの影に目がいってしまう
さみしい


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ジャングルだ・・・。写真では伝わらないと思うけど
季節も手伝ってか 負 を感じることは全くなかった。
秋なら打ちひしがれてしまうけど 多分。
夏も悪くはないよ。


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そんなこんなで炭住ジャングルを後にした。
ジャングルの奥地には煙突がたっている
背丈以上に伸びた植物でとてもそこまでたどり着けそうにないや

きっとまぼろしだ