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音楽と写真と暮らす毎日

羽幌炭鉱 羽幌本坑 事務所 

001 (2)
ホッパーの脇を上っていくと
最初に現れる建物が物凄い見た目だ。
夏の間は歩く場所が制限されるが季節のタイミングによっては全く世界が変わる
この角度も夏には見られなかったものだ




羽幌本坑 005
壁という壁は無くなってしまっている
一階部分は苔がびっしり生えていて
所々はコンクリートの上に植物がたくましく育っている。




羽幌本坑 004
側面を遮る物が何もないこの階段を上ってみよう
この階段よく見ると支えが無くコンクリートの強度だけで上に伸びている
毎回上っているが足がゾクゾクする。
上りきった左側が事務所になっておりその上下各階に部屋が存在する。
ドアは錆びていて開かない




羽幌本坑 007
登ったところから見下ろすと複雑な構造をしているのがわかる。
落ち着いて建物の左側に進んでいける道を模索する
階段に目を奪われ進んで行きがちだが
1階部分の奥のほうに事務所側にアクセスできる階段があるので
そちらに進むことにする







羽幌本坑 006
ちなみに階段を登った先には羽幌のシンボル、運搬立坑が見える
木々に埋もれており自然の驚異を感じさせる。
レールを真ん中につるはしが2本のマーク






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壁のいたるところはコンクリートがはがれ落下しており
頭上に鉄線1本でぶら下がっていたりする。
本日はヘルメットを着用していない。






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閉山後かなり時間が経過している。
それ故独特の味わいが生まれるが崩壊の時までの時間も間違いなく経過している。
廃物件で失われた建物が何個あるだろう
いずれはこの建物に入っていた事が不思議に思える時がきてしまうのだろう






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階段は最奥にありちょうど中間に位置する場所に到達した。
まずは上階の方へ進んで行ってみよう。
階段には手すりがあった形跡がある。





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事務室があった
字体・・・素敵である。
時代を感じる






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事務室は残留物は机だけとなっている。
2面に窓があり明るい事務所だったに違いない。
今は光が寂しいだけだが





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木製の机 こんなの見たことないが昔は当たり前だったのか
伸縮する木材は立て付けの問題があり
職人技で仕上げられたのだろう。








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事務所からも運搬立坑が見える。
窓の枠にはスライドさせる取っ手(枠)がついている。
小さい時の家の窓にもついていた。
古い建物を訪れると色々な記憶が蘇る






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屋上へ
屋上は道道方面へ面しており景色がよいが
本日は悪天候で相変わらず気持ちの悪い雰囲気が漂う
屋上から道道を見ていたが殆ど車は通っていない
軽トラがホッパー脇に止めていた我々の車に警戒してスピードを
落としているのがわかる。僕はそれを一部始終見ていた





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屋上からはホッパーやシックナーなども見える。
シックナーは汚くよくわからない事が多いので
毎回採用にならない。






002 (2)
近隣住民に屋上に上っている奴がいると
通報されてもめんどくさいので
階下へ向かう
壁がおどろおどろしい





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便所は時代を映す
もちろん汲み取り式でここの蓋は木製の便所蓋であった
壁が無機質で暗い






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下のとある部屋には神棚が残されている
無事故繁栄を願った神棚も傾き無残にも朽ち果てていた。












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黒板には切なくも
詩がそのまま残されていた。







貴女と私を逢わせてくれた
南通りに灯がともる
さよならなんか
したくない
焼尻天売も
霧の中
港羽幌の
恋の夜












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