夕張炭鉱高松ズリ捨て線
2014/06/22 Sun. 12:00 | 夕張 |

夕張炭鉱高松ズリ捨線
夕張市内に残る最大級のズリ山で1977(昭和52)年まで使用されていました。ベルトコンベアによりズリを運搬し、途中に山を掘り抜いたトンネルの跡が残っており、いまだ鋭角的なシルエットを見せています。芸術家の作品製作のテーマになることが多かったズリ山として有名です。
ズリ捨線は1949(昭和24)年に建設され、1977(昭和52)年の夕張新二鉱閉山まで稼働していました。
そらち 産業遺産と観光より
秋も深まったよく晴れた日
夕張に向かった僕は深い驚きをもってこの地に立っていた。
札幌は雪の降る気配もなく、もちろん積雪ゼロだが夕張はしっかり雪景色となっていたのである。

民間に払い下げられるという記事を新聞で読んだが
すでに重機が行きかっていた・・・
記事を踏まえての高松に本日の休日を託したが
時は既に遅しである。
そ知らぬ顔をしてアクセスの良いポイントまで
工事用の道を進む

こんな時期にまさかの雪山にダイブすることになるとは思わなかったが
人目を気にせず飛び込む。
三脚を使い何とか中腹まで上がってきた

7連のアーチのコンベア軌道が見える
この軌道の先がスキップ隧道になっている
一部の人はなぜアーチに惹かれるのだろうか。
タウシュベツ以外のアーチはなぜか
おどろおどろしい

軌道によじ登って休憩
普通では味わえない休日の過ごし方を僕は選んだ
といつかの僕がいつかの記事で書いたが、
その気持ちに変わりない

軌道の上を独り歩く
直線状に隧道が見える。水の流れる音が聞こえ
気温も上がってきているようだ。

50年以上経つ隧道はそんなに損傷は見られず綺麗だ
スキップを通したコンベアの軌道が続いている。
左側には水の流れがあり、染み出た水が小川を形成している
水の滴る音と
息づかい
凍った砂利の上を歩くソールの音が響いているが
ほとんどは自分の音だ。
少しだけ寂しかった

抜けた先は膝までの積雪となっており、よくわからない。
色々遺構があるらしいが足元がどうなっているのかわからない為
この先へ進むのは断念した。

遠くには歴史村が見える
この風景で見えているところがいつかは藪に埋もれてしまう
気がしてならない。
ひとつの時代の一瞬を切り取って
ここに残しておく。

いつもは予告に使った写真は消してしまいますが
こんな異端な写真でも見てくれている方がいらっしゃるので
残しておきます

無事立派な
氷筍として育っていくことを願う

この斜面を転げるように降りた先には重機がいて
一緒に下山しました
- 関連記事
-
- 三菱大夕張炭鉱
- 夕張炭鉱高松ズリ捨て線
- 北炭清水沢火力発電所 2
« Don't Talk/LARRY LEE | 2014年5月までの総括 »
コメント
トラックバック
| h o m e |
skarocksteady(02/17)
skarocksteady(02/17)
hokkai(02/16)
skarocksteady(11/08)
似鳥 高司(11/05)
skarocksteady(10/23)
マーク(10/22)