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三菱大夕張炭鉱 

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1929年南部地区より移行し、操業開始。優良な鉄鋼コークス用原料炭を産出し最盛期には、年間90万tの石炭を産出した。また、副産品としてコークス、坑内から湧出するメタンガスを原料としたメタノールの製造も行われていた。1970年には隣接する南部地区に新鉱として三菱南大夕張炭鉱が操業を開始し、同炭鉱に生産を集中させる形で1973年に閉山した。南大夕張炭鉱も海外からの低価格の原料炭輸入に抗しきれず1990年に閉山した。(wikiより抜粋

国道452を北上して北栄町付近には廃道寸前の林道が今も残っています
その道を進むと隠されるようにして坑口が現存しています。
大夕張炭山駅があった付近だが全くもって面影は消えている






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坑口にはここにかつて大資本の炭鉱があったことを語るマークが残されている。
坑口は2つあるが新斜坑と呼ばれるもので1つのスリーダイヤはマークは朽ち果てている。










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坑口からはご他聞にもれず鉱水がすごい勢いであふれ出している。
この硫黄臭は激藪の中で重要な道しるべとなる。







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状態はよくしっかりと現存している。
こちらの坑口の下部左側からは特に勢いよく出水しており
臭いに興奮する







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白い成分が堆積している。
密閉された暗闇の奥から鉱水があふれ出している





・・・とこの日はここまでで終了しましたが、この林道の奥地にはまだ色々遺構が残っている為
数ヵ月後再訪しました。
がいつのまにかこの地に工事が入っており少し入りましたが
とても熊鈴をぶらさげて入っていける雰囲気ではなくしぶしぶ断念しました。
行かれる方は注意を。(この日は連休中の月曜日でしたがそれでも工事しています)

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落葉の頃
隠されていた坑口は山奥でひっそりと出水していた 






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落ち葉とうっすら青い水は素敵だ
そしてこの地もまた冬を迎える。







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ダムが完成する前
こっそりと旧452号線に入った。
見納めとなってしまう
旭沢橋梁があった
この橋は三菱石炭大夕張鉄道の橋の中でも人気があるが
ほんとについ最近ダムに全水没したらしい。





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大夕張明石町付近に夕張岳登山口につながる橋が最近完成したが
今まではこの白金橋を渡って登山口に向かった
この橋も新ダム完成により水没した。









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「モデル町皆なの力で非行追放」
ここも町があったのだ。
寂しく残されている。
このとき背後には鹿の家族がいた








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そしてキリ助。
何度も補修され晩年まで同じ位置に立っていた
水没したと思われるが、どうなったのだろうか



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シューパロ湖駅跡付近には三弦橋がありました。
現452号へ付け替えられこのアングルも二度と見られなくなった
現452号線のパーキングからは遠く三弦橋が見えていた為、不評であったが
見えていただけまだ良い。
見えていたのも数ヶ月 現在は完全に三弦橋は水の中へ消えた





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さらに南下し現452号線と合流すると南大夕張駅跡
あります。
隣接してシューパロダムインフォーメーションセンターがあるが
それもすでに廃に。






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駅跡には列車が保存されており
雪だ無法者だで
管理も大変なようだ。








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2013年春から秋の
大夕張の記憶になる。
2014年9月現在 三菱大夕張炭鉱坑口・南大夕張駅跡以外のほとんどの写真の光景が
二度と見られなくなっています。



大夕張が消えた
最近この地を
訪れてそう確信した



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