夕張南部青葉町
2014/10/02 Thu. 18:12 | 廃墟 |

通行止めの先にはシューパロダム管理棟があります
万年通行止めであったが管理棟が稼動した現在、通行可となった
基本的にダムに観光に行かれる方はこの青葉町を通って行くことになるが
長年放棄された道道と青葉町の現在とは。

三笠弥生の倒壊してしまった生協を思わせるが
瓦礫の山となっている。
不謹慎ながらも廃美を感じてしまう
この乾燥した秋の日に調和した独特の世界が広がっている

現在は炭鉱に寄ってはいるが、
もともとは夕張中心に廃を撮ってきた過去がある。
廃 時代にも仲間がいて久しぶりに廃墟を撮っていると
そうした日々が思い出される。
そして必然的に色温度が下がる。

木造家屋は雪の重みで歪みそしてシャッターを歪ませた
この質感は町全体に言えることで、どこか町全体が歪んでいるように
感じる。
この日もシューパロダムに家族連れなどが来ていたが
この歪んだ町を見たはずだ

寶龍はここに存在していた。
廃業からかなりの年月が経っていると思われるが
2014年現在
ダムに向かう人たちにその成れの果てをさらしている

焼肉店 看板の価格は現在でも通じる価格
どことなくスナックを思わせる外観だが右に傾いてきている。
すべての意味においてもう支えは何も無い。
だらしないガードレールの向こうの区画だけが残っている
もと町だったところは自然に帰した。

1軒だけ頑丈な造りをした建物がある。
心霊系、破壊系の方たちに人気があったようだが
しばらくは誰も訪れてはいないようだ

夕張保険金殺人事件
1984年(昭和59年)に北海道夕張市で発生した、火災保険および生命保険金の詐取を目的とした放火殺人事件である。この事件の首謀者は暴力団の組長夫婦であり、実行犯に放火を依頼して犯行に及んだが、首謀者として死刑が確定、戦後初めて夫婦2人ともに対して死刑が執行された。(wikiより抜粋)

この所業を季節と時間が隠した。
枯れ木を踏むたびに音が鳴って目立つ
この時、割と近くに住民がいたが作業に没頭している
この日は住民1人しか見ていない
夕張市の中でも3番目に住民が少ない地域となってしまった

日高商事内部
時代を考えるとよい暮らしをしていた事を
扉が教えてくれている。
豪遊の限りを尽くした夫婦
恩赦を狙っての最後の
賭けは凶とでたが。

スプレーペイントによるお決まりの光景
自然による破壊と人為的な破壊
残された物に時間だけが流れていく

夕張 南部青葉町
2014年8月現在
住民19人
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