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奔別炭鉱 隧道 

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斜面に深い足跡の穴を残しながら山側に回りこんだ先には斜度のついた穴があいていた
砂利状になった滑りやすい地面をゆっくり降りてゆく。





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途中の頭上はオープンで密度の高い汚い雪が耐えている。
ボーっと空を見ていると隧道内に馴れていた目に再び暗闇を落とした。








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隧道に漏斗型した形状のコンクリートがぶち込まれている。
その仕事は非常に雑だ。
雪解け水が流れており髄道内はウェットだ。レンズの曇りを拭うが際限がない。




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外側から見るとこのような形状に。








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そしてここにも動物の死骸の一部が。
その他の部分は略奪されて、別の命に与えた。
暗い気温の低い内部で見たその
毛皮は綺麗だった。







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下部から上部を望む。
足元に散らかる残骸でわかるように隧道内部の状態はよくない。
内部にいて崩壊を想像することは無い。
先人の足跡を見て、あなたもお好きよねと。





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そして下部はこの穴から出てくる。
一見して、怪しすぎるほど遺構を教えてくれている。
はじめの頃はこういった穴にも一喜一憂していたが、人間は経験を重ねる。
はじめに感じたものは二度と還ってこないもので、
趣味としての賞味期限は確実に短くなっている。







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山を一回りするように戻ってきた場所は
一面ふきのとうが芽吹いている。
春の陽光が人の心を躍らすこんな日に
これを見上げた2年前の僕は楽しかったんだろう。







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隣接して変電関係の施設か
謎に異国臭ただようこの建物は外壁が剥がれてブロックが見えている。
廃美極まりない。









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屋根は落ち、室内だったところは木々が育っている。
月日は流れ、今に至る。












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中には数台の廃車が棄てられている。
どれも比較的新しめだ
カローラバン DX
僕とほぼ同じ年代の4代目かと思われる。

親近感なんて沸かず
こいつは全く時代遅れと思った。








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005 (2)
2年ぶりに開いた画像は僕を楽しませるのに
十分な輝きを放っていた。






004 (2)
時代はどんどん変わっていくのに僕は昔を訪問し、
気づいたら僕の回りには仲間がいた。
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